Friday, September 29, 2006

ロバート・キヨサキ他著『金持ち父さんの投資ガイド 入門編
同じ著者の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」(感想文はここ)よりも、素早く読めるし、内容が更に成功本っぽい。
つまり、「リビング・デリバレイトリー―自分が決める人生の生き方」(感想文はここ)にある「信念が経験を創る」をお金持ちになることにそのまま応用しているし、さらに細かく視点を披露している。
いくつも金言をノートに書き写した。その一つを引用しよう。「人は間違いを犯すことから学ぶように作られていることがわかっている」(p.244) これはまさしく失敗に対する受け留め方についてサジェッションしている。
これ凄くためになると思う。はじめてのことだけど、ファイナルシャルプランナーと相談して投資プランを作ってみよう。それに、上級編も読んでみよう。

Thursday, September 14, 2006

ハリー・パルマー著『リビング・デリバレイトリー―自分が決める人生の生き方
なんと書き始めるのが適切か、迷ってしまいキーボードが押せない。
まぁ、偽らない、飾らない言葉としては、上の言葉が適切だ。
ハリー・パルマーなる心理学者が、アバターなる自分の心を探検する?ツールを見つけ、広まってゆく物語だ。拡げたのではない。意図的ではなく、もっと自然な感じで拡がったのだ。
自分の心、そして人間の心の構造を理解するのにアバターは有効そうだ。
そして、「信念が経験を創る」から信念を変えれば経験も変えられると。
この本の内容を理解しきれていないし、パーセンテージであらわすとそれが30%なのか70%なのか分らないが、雰囲気としては、絆の創り方をはじめ、いろいろと私自身が気になっていることを解消する何かをもっていそう。
このツールを使うのは個人。その個人が自分のことを探る。ここが気に入った。
コーアクティブ・コーチングではコーチとクライアントの間のモデルはあるが、人間そのものについてのモデルには言及しない。この方法で探ろうか、・・・・。
まず、ReSurfacingなるワークブック/本を読んで、書き込んでみよう。その後、アバター・コースを経験してみようか??
またまた、不思議な世界に立ち入ってしまった。

Thursday, September 07, 2006

ロバート・キヨサキ他著『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
ずっと前から読みたかった本。「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでからもう何年経つのだろう(多分2001年に買っているようだ。5年経った)。この春にも読みたくなって5月の中旬にAmazonマーケットプレースで手に入れたが、読み出したのは3ヶ月以上経った一昨日の夕方、突然。
まず、意外な引用を紹介しましょう。『ガリレオは言った - 「何であれ人に教えることはできない。私たちにできるのは、人が十分の中にそれを見つけるのを手助けすることだけだ』(p.170)これってコーチングで学ぶことと非常に近い。なぜ引用があるかと言えば、人が「お金」との付き合い方を変える時、さまざま新しいことを学ばなければならないから。
産業社会から情報社会へと時代が変わった今、「お金」との付き合い方の問題点と方向性や処方を、広い範囲から書き尽くしていると思う。骨格となっているのは「キャッシュフロー・クワドラント」と呼ぶ「お金」に対する立ち位置、「投資家の7つのレベルと3つのタイプ」、それに「ラットレースから抜け出すための7つのステップ」だけ。だが、その隙間にキヨサキ氏の経験から学んだいろんな知恵が詰まっている。だから最後の「7つのステップ」が非常に
分るし、読みながら自分の損益計算書や貸借対照表を作ると、次の一歩、いや二、三歩が見えてくる。
非常にタイムリーに読めたと思う。
「お金」との付き合い方を考えたい人、ビジネスや投資を始めたいと思う人は、手に入れておいたら良いと思う。そうすれば適切なタイミングで読めますよ。

Monday, September 04, 2006

高橋佳子著『いま一番解決したいこと
この本、いただき物です。壁塗装の工事をしてもらっている業者さんから頂きました。
彼、すごく人が良いし、笑顔だし、丁寧な仕事をポリシーにしています。が、彼にも以前悩みがあって、その時、父・高橋信次が始め、娘・高橋佳子が継いだGLAなる新興宗教に出会ったそうです。娘が書いたこの本を是非読んでほしいと。
今、この感想をアップしようとして、末尾にあるAmazonのリンクを作ったら、この本の正価が1,890円、中古がなんと79円! 驚きです。約24分の1にまで下がっています。それだけ多く売れたんだろうなぁ~。内容は核心を突いているけど、まだ残っている宗教色や教条的なところ、時代とのズレが中古価格に反映しているのかと思います。
まず、感心したところから。p.13の後ろ4行目から3行を引用します。
> つまり、解決の道の核心は、実は、あなた自身の中にすでに宿っているということです。
> あたたが抱いている問題だからこそ、その経緯、関わりを含めて、問題の必然を体現して
> いるのもあなたならば、その問題を解く鍵を持っているのもあなたなのです。
これって、コーチングの前提と同じです。「宿っている」って表現が仏教を感じさせますが。
大筋で(心理学含め)精神世界業界?の最新の動向にも合っていると思います。
心の問題を日本では、時代時代でいろんなものが解決の手を差し伸べたと理解しています。神道もそうでしょうし、仏教もそうでしょうし、新興宗教もそうです。それぞれ本筋で素晴らしいものを継承しつつ、どこかで形骸化していますよね。小さい頃、家にお坊さんが月に1度先祖さんを拝みにきてくれていましたが、お祈りの前後は時候の挨拶程度でした。お布施を渡して帰っていただく。この固定化したスタイルでは問題解決にはならないですね。今思い出したが、信仰についてお坊さんとお袋が議論/言い争ったことがあります。その時のお坊さんは教わったことに従順だったのが、言い争いが軟着陸しなかった理由かもしれません。それぞれの宗教が広まってゆくときの熱気は凄いんだと思います。それがいつか信者の声を受け止めきれなくなったりする(たまたまの出来事だったかもしれません)。
この本で形骸化を感じたのは”教えているんだ”って感覚。
それに、時代の風ってぇ~か、馴染みの仏教用語を使うし、「人生相談」の形態、には違和感を覚えました。
今は、理論(仮説)を共有しつつ、一人ひとりが自分に適用して行く時代にだんだん移りつつあるような気がする。「絶対に信じる」んじゃなくて、「まず試してみて信じる」時代。『検証時代』なのかもしれない。ワイドショーや週刊誌の様に。
情報が溢れているから、他人の人生相談には関心が無いのかもしれない。
ってことで、31の人生相談の内、2話だけ読んだ。後は解説コラム全12話読んだ。
「ビッグ・クロス」という、大いなる存在との絆、永遠の絆を信じると確かに楽(らく)そう。これって、トランス・パーソナルってぇのにも近いのかな。フラーの物質と非物質の統合した世界とも近いのかな。ここまでくると宗教かな?
法事以外宗教と馴染みが無い存在だからか、私は上記の「前提」レベルで十分事足りるような気がする。
いろいろ考えさせてくれた意味では良かった。また、「高橋信次」氏は超能力者だったらしく、もう少し詳しく調べてみたい。(ある電子本を注文した。)