高橋佳子著『いま一番解決したいこと』
この本、いただき物です。壁塗装の工事をしてもらっている業者さんから頂きました。
彼、すごく人が良いし、笑顔だし、丁寧な仕事をポリシーにしています。が、彼にも以前悩みがあって、その時、父・高橋信次が始め、娘・高橋佳子が継いだGLAなる新興宗教に出会ったそうです。娘が書いたこの本を是非読んでほしいと。
今、この感想をアップしようとして、末尾にあるAmazonのリンクを作ったら、この本の正価が1,890円、中古がなんと79円! 驚きです。約24分の1にまで下がっています。それだけ多く売れたんだろうなぁ~。内容は核心を突いているけど、まだ残っている宗教色や教条的なところ、時代とのズレが中古価格に反映しているのかと思います。
まず、感心したところから。p.13の後ろ4行目から3行を引用します。
> つまり、解決の道の核心は、実は、あなた自身の中にすでに宿っているということです。
> あたたが抱いている問題だからこそ、その経緯、関わりを含めて、問題の必然を体現して
> いるのもあなたならば、その問題を解く鍵を持っているのもあなたなのです。
これって、コーチングの前提と同じです。「宿っている」って表現が仏教を感じさせますが。
大筋で(心理学含め)精神世界業界?の最新の動向にも合っていると思います。
心の問題を日本では、時代時代でいろんなものが解決の手を差し伸べたと理解しています。神道もそうでしょうし、仏教もそうでしょうし、新興宗教もそうです。それぞれ本筋で素晴らしいものを継承しつつ、どこかで形骸化していますよね。小さい頃、家にお坊さんが月に1度先祖さんを拝みにきてくれていましたが、お祈りの前後は時候の挨拶程度でした。お布施を渡して帰っていただく。この固定化したスタイルでは問題解決にはならないですね。今思い出したが、信仰についてお坊さんとお袋が議論/言い争ったことがあります。その時のお坊さんは教わったことに従順だったのが、言い争いが軟着陸しなかった理由かもしれません。それぞれの宗教が広まってゆくときの熱気は凄いんだと思います。それがいつか信者の声を受け止めきれなくなったりする(たまたまの出来事だったかもしれません)。
この本で形骸化を感じたのは”教えているんだ”って感覚。
それに、時代の風ってぇ~か、馴染みの仏教用語を使うし、「人生相談」の形態、には違和感を覚えました。
今は、理論(仮説)を共有しつつ、一人ひとりが自分に適用して行く時代にだんだん移りつつあるような気がする。「絶対に信じる」んじゃなくて、「まず試してみて信じる」時代。『検証時代』なのかもしれない。ワイドショーや週刊誌の様に。
情報が溢れているから、他人の人生相談には関心が無いのかもしれない。
ってことで、31の人生相談の内、2話だけ読んだ。後は解説コラム全12話読んだ。
「ビッグ・クロス」という、大いなる存在との絆、永遠の絆を信じると確かに楽(らく)そう。これって、トランス・パーソナルってぇのにも近いのかな。フラーの物質と非物質の統合した世界とも近いのかな。ここまでくると宗教かな?
法事以外宗教と馴染みが無い存在だからか、私は上記の「前提」レベルで十分事足りるような気がする。
いろいろ考えさせてくれた意味では良かった。また、「高橋信次」氏は超能力者だったらしく、もう少し詳しく調べてみたい。(ある電子本を注文した。)
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