Tuesday, November 21, 2006

宇田成徳著『就職試験に落ちたくても落ちられない話
著者の玉川大学での特別講義録バージョンをT氏に頂いて読んだ。末尾のAmazonにリンクを張ったのとは体裁が違い、全88ページの小冊子だが、内容は多分同じだと思う。
著者の人生に対する根源的な思いを、大学生の就職試験という1イベントに焦点を与えて、教え導いている。学生の視点に立っているからか20年で試験に合格しなかったのは一人だけとのこと。具体例がいっぱいあり、それも興味深い。
学生だけでなく大人も参考になると思う。会社生活は変化が少ないから、「積分」で捉えた方が楽しみを感じられるとか、理工系人間にはピンとくる表現があったりする。
一番感心したのは、『私は30数年、「ありたい自分、なりたい自分」を毎日書いているんです。』(20頁)との点。意識を強化する方法として紹介している。これ簡単。TVのCMと同じことなんだから。
会社と自分の関係、自分の人生を見直すには良い本だと思います。

 ・宇田成徳工学博士のホームページ
 ・この本のe-honのサイト

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