斎藤茂太著『「ゆっくり力」ですべてがうまくいく』
はじめの100頁ほどはこの本を選んだのを後悔した。些細なことばかり書いてあるし、なにか統一した考えが読み取れなかった。読んだ後は売ろうかとまで思っていた。
しかし、茂太節に次第に感化されたのか、独特の自己開示に乗せられてしまったのか、はたまたポイントを押さえた巧みさなのか気に入った。最初のピークは次のところ。
・ゆっくり歩く (p.108)
・夜眠る三時間前からは、仕事や、わずらわしいことを考えるのは
一切やめにして、ゆっくりと寛いだ気分でいるのがいい。 (p.110)
・よく噛んで、ゆっくりご飯を食べる (p.112)
・ひとりの時間をつくれ (p.114)
夜眠る三時間前から寛(くつろ)いでいるのは、想像できない世界だが、今90歳の著者の言葉だから重く受け取りたい。もしこんな風に寛げれば最高だと思う。
この後も、見開き2頁単位の"お話"スタイルを崩さず(章の末尾だけ2頁半になる)、なんとなく話を盛り上げてゆく。巧い。
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